地域 三篠公民館×広島市立大学×フレスタ連携 グローバル食育イベントPart2開催【地域学生応援・食育推進活動】

2025年1月25日(土)、広島市西区三篠公民館さんにて、広島市立大学「市大生チャレンジ事業」第二弾となる『旅するテーブルinフランス』を共催いたしました。

小学生を対象に、広島市立大学 国際学部の学生、留学生のみなさんとフランス文化を学び、フランス伝統菓子「マドレーヌ」と「ホットチョコレート」作りに挑戦します。

広島市立大学生チャレンジ事業「旅するテーブル」

フランスについて知ろう

まずはフランスからの留学生の自己紹介ののち、緊張を解くためのアイスブレイクとして、じゃんけん列車や絵しりとりなどのゲームで盛り上がりました。

緊張がほぐれたら、フランスについて留学生からプレゼンテーションです。文化や言葉などについて、留学生の皆さんから丁寧な説明があり、こどもたちも学校の勉強とはまた違った刺激を受けた様子です。

フランス伝統菓子「マドレーヌ」を作ろう

マドレーヌの発祥は、諸説ありますが18世紀にフランスのロレーヌ地方で、「マドレーヌ」という名の女性が作ったとされる説が広く知られているようです。

マドレーヌといえば貝殻の形ですが、この貝殻は、実はホタテを表していて、ホタテはキリスト教の巡礼のシンボルだったそう。聖地を巡礼した証にホタテの貝殻を持ち帰る習慣から、貝殻モチーフが神聖なものとして使われてきたと考えられます。

留学生に話を聞くと、フランスでは現在もマドレーヌは本当に身近なおやつとして、親しまれているのだそうです。「家庭で手作りすることもあるけれど、パン屋さんでよく買って食べていた」と教えてくれました。

この日のレシピは、広島県産レモンの皮を生地に混ぜた「レモンマドレーヌ」。卵とグラニュー糖をしっかり混ぜるところで苦戦しましたが、低学年のこどもたちも真剣そのもの。

オーブンに入れて焼き上がりを待つ間は、部屋中がバターとレモンの香りに包まれて、なんとも幸せな空間に。こどもたちはオーブンの前に座り、カウントダウンして焼き上がりを待ちます。

貝殻型ではなく、日本で一般的な丸いマドレーヌ型で

ふっくら美味しそうに焼けました。頑張って混ぜた生地が上手に焼けて大満足な仕上がりです。

焼き上がったマドレーヌと合わせるのは、こちらもフランスでは定番の「ホットチョコレート」。細かくくだいたミルクチョコレートとブラックチョコレートをマグカップの半分まで入れ、温めた牛乳を注いで溶かす贅沢なチョコレートドリンクです。

市立大学生、留学生、参加者の皆さん一緒に焼きたてのマドレーヌとホットチョコレートを楽しみました。日本語、英語、身振り手振りを交えながらフランスや日本の食文化や好きなことについて会話を楽しみ、よりフランスを身近に感じた一日となりました。

学生のアイデアから生まれた、この「旅するテーブル」プロジェクト。今回も、ローカルとグローバルを結ぶとても素敵な会となりました。

フレスタでは引き続き、食から広がる豊かな生活を提案すべく、地域と協業し、取り組みを推進してまいります。

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