環境 食品ロス削減の取り組み

・納品期限の緩和

食品を扱う業種にとって、賞味期限の問題は避けて通れません。

賞味期限がある程度しっかり確保された商品を店頭に並べるため、食品メーカーや卸、スーパーなどの小売業の間には、賞味期限の「3分の1ルール」と呼ばれる納品・販売期限に関するとても厳しい商習慣が存在しています。

このルールが、大きな社会問題となっている「食品ロス」を引き起こす要因のひとつとして、サプライチェーン全体で取り組むべき大きな課題となっています。

<3分の1ルールって?>製造日から賞味期限までの合計日数の3分の1を経過した日程までを納品可能な日とし、3分の2を経過した日程までを販売可能な日(販売期限)とするルールのこと。

このルールのもとでは、賞味期限まで多くの日数を残すにも関わらず、行き場がなくなり廃棄となる可能性が高まります。

フレスタホールディングスグループでは、この厳しい納品期限を緩和する取り組みをスタートしました。

2019年10月より、瓶・缶・ペットボトル飲料及び菓子の納品期限緩和をスタート。具体的には、賞味期限が180日以上の菓子に関しては、これまで賞味期限の3分の1を過ぎた商品は店舗へ納品していませんでしたが、賞味期限が2分の1までの商品を納品することにしました。

今後は、その他の品目についても、店舗や家庭における廃棄等の問題がないと思われる場合は、積極的に納品期限緩和に向けた検討を実施します。流通段階での無駄な食品ロス削減の実現をめざし取り組みます。

・てまえどり運動

商品棚などにポップを取り付けて周知しています、一緒に取り組んでいきませんか。

広島市食品ロス削減キャンペーン「スマイル!ひろしま」の一環として、2021年10月の食品ロス削減月間に合わせて「てまえどり運動」をスタートしました。

「てまえどり運動」とは、買ってすぐに食べる場合には、商品棚の手前に並べられている販売期限が近い商品を積極的に選ぶ取り組みのこと。値引き商品や値引きになる前の消費期限・賞味期限が近い商品を積極的に購入することで、食品ロスを削減していくことを目的とし、お客さまとともに食品ロス削減に向けて取り組みます。

・節分巻き寿司の予約販売強化

一人でも食べ切れるように小ぶりなもの、ハーフサイズの品揃えを増やし、購入後の食品廃棄の削減にもつなげます。

節分の巻き寿司の廃棄削減に向け、2022年2月より、予約販売のさらなる強化と、閉店前の20 時までの完売することを目標とした販売計画を立て、廃棄を限りなくゼロに近づける取り組みを実施しています。

予約販売の比率を向上させるために、予約商品は通常より5 倍のポイントを付与しました。また、予約時にデジタルを活用することで、お客さまへのメリットだけでなく従業員にとっても予約対応の負担が軽減され生産性向上にも役立っています。

そのほかにも、購入後の家庭内での食品廃棄防止として、核家族化・少人数化を考慮し、食べきりやすいハーフサイズや小ぶりなサイズの品揃えを充実しています。

関連する目標

【目標12】 つくる責任つかう責任
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持続可能な消費と生産のパターンを確保する