環境 G7広島サミット応援「GSHIP」宮島包ヶ浦の清掃参加【海洋プラごみ削減】

2023年3月25日(土)、広島サミット50日前ウィークの応援企画として開催された、宮島包ヶ浦自然公園の清掃活動にフレスタグループより7名(従業員家族含む)が参加をしました。

25日は数日前から雨予報、お天気が心配でしたが、当日は予報に反し暑いくらいの快晴。絶好の清掃日よりとなりました。

桜の満開が近づく宮島に、GSHIP参画企業を中心に約150名が一堂に会しました。

散乱する発砲スチロール

砂浜には、発砲スチロールゴミが散乱しており、他にもカキパイプなど牡蠣養殖に使用されるプラスチックゴミがたくさん流れついていました。特に発砲スチロールは砕けて小さくなり、砂や小枝とからまり、清掃も一筋縄ではいきません。

これまでの包ヶ浦の清掃では、ペットボトルや食品トレーなどの生活ゴミが多かったようですが、この日は本格的な行楽シーズン前ということもあり、牡蠣養殖のゴミが目立っていました。これからの季節は、生活由来のゴミも増えてくるようです。

砕けて細かくなった発砲スチロールゴミ
牡蠣の養殖で使用されるプラスチック
集まった発砲スチロールごみ

マイクロプラスチックごみ問題

マイクロプラスチックごみの海洋流出が世界的に問題になっていますが、今回の清掃に参加し、その問題がとても身近に起きていることを実感しました。

マイクロプラスチックとは

「マイクロプラスチック」は5ミリ以下の小さなプラスチックのことで、回収がとても難しく、 魚などの生物が体内に取り込みやすいことで問題になっています。
プラスチックは放置しておくと劣化してボロボロになり、やがてマイクロプラスチックになってしまいます。
一度出たプラスチックごみは、回収しやすいうちに回収することが重要です。(GSHIPサイトより)

また、マイクロプラスチックには、歯磨き粉などに入っているマイクロビーズや化学繊維でできた衣類からほつれた繊維も含まれます。

生活を便利にする物も、使い方や捨て方によってはマイクロプラスチックの海洋流出につながり、生態系に影響を及ぼしてしまう可能性があります。

今回の清掃は、一人一人が環境への影響を考え行動することが、プラスチックごみの削減につながってくるのだということを実感できる機会となりました。参加した子どもたちも多くの気づきを得たようです。

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