環境 「コージェネ大賞2022」特別賞(産業用部門)を受賞しました!【災害発生に備えて】
「コージェネ大賞2022」特別賞(産業用部門)受賞
株式会社フレスタは、一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センターが主催する「コージェネ大賞2022」において、「地方都市における被災教訓を生かした停電対応型CGS導入 ~株式会社フレスタへの導入事例~」が特別賞(産業用部門)を受賞しました。
地方都市において自治体と災害時協定を結び地域防災機能に貢献した事例として選定していただき、
① 補助金とエネルギーサービスの活用による経済性の向上
② BCP(事業継続計画)機能の向上と地域防災への貢献
③ コージェネレーションの複数台設置による最適制御および、排熱の2系統利用による省エネ・省CO2
の点に評価をいただきました。
環境にやさしいエネルギーをつくる『ガスコージェネレーションシステム』
フレスタでは、災害時にも対応可能な設備として、ガスを燃料として発電する「ガスコージェネレーション(以下、コージェネ)システム」を導入しています。
コージェネシステムとは、ガスを使って電気と熱を取り出すシステムのこと。都市ガスは中圧同感で供給されるため災害に強く、災害が発生し電気の供給が止まってしまったときも、このシステムを利用することで本部機能の継続と工場の稼働を続けることができます。
また、クリーンな都市ガスを利用するため環境性にも優れており、その発電の際に発生した熱を給湯や空調、蒸気などの形で有効に活用することができるため、作ったエネルギーにムダがなく、省エネ性にも優れています。
きっかけは西日本豪雨災害の経験
コージェネ導入は、2018年に発生した西日本豪雨災害で店舗等で甚大な被害を受けたことがきっかけでした。
2020年の本部機能・工場の移転新築計画では、移転先周辺が豪雨災害により甚大な被害を受けた地域であることから、災害発生時の事業継続の強化と地域防災の重要性を強く感じていました。
そこで、災害に強い都市ガスを燃料とした停電対応型のコージェネ導入と同時に、広島市と災害時の協力協定を締結。災害時には「浸水時避難場所」として地域のレジリエンスへの向上に貢献を目指しました。
今後も天然ガスの普及拡大、エネルギーの効率的利用に関する取り組みを展開し、低炭素社会の実現や、地域の防災力向上に貢献してまいります。
関連する目標
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【目標7】 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
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【目標11】 住み続けられるまちづくりを
都市を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
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【目標13】 気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る