地域 舟入公民館連携「親子でエコクッキング」の開催【食品ロス削減・食育推進活動】
2024年1月27日(土) 広島市舟入公民館さんで、環境&食育イベント「親子でエコクッキング&お買い物体験」を開催しました。
世界的な社会問題となっている食品ロス問題を「自分ごと」として捉え、大切な食べものを無駄なく食べきり環境面や家計にも優しい簡単な工夫「エコクッキング」の体験を通し環境問題をより身近に感じてもらいたい、という思いから本イベントを企画しました。
今回は、舟入公民館さんの実習室をお借りしての調理実習とあわせて、公民館を飛び出してフレスタ舟入店でお買い物体験も行いました♪
食品ロス削減クイズ
まずは、オリジナルクイズで食品ロス削減についてお勉強。
学習教材として、広島市の資料『はじめよう!食品ロス削減』をお借りしながら今日から家庭でできる食品ロス・ごみ削減の工夫を一緒に学びます。
※食品ロスとは…まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品のこと。家庭から出る食品ロスの多くは、食べ残しや消費期限切れ、調理時の過剰除去(食べられる部分まで捨ててしまう)など。食品関連事業者から出る食品ロスの多くは、売れ残りや食べ残し、規格外品(サイズや見た目が販売基準に適していない)などがあります。
フレスタ舟入店でお買い物体験
食品ロス削減のコツを学んだ後は、実際にスーパーの店頭でお買い物体験。
カードに書かれた商品を店内で探してレジで精算します。参加者全員分の食材を余すことなく使い切る量を考えながらお買い物するのがポイント!
クイズで学んだ「てまえどり」を意識して賞味期限が近い商品を買ってきてくれたチーム、2割引きのピーマンを買ってきてくれたチームなど、即実践!
どのチームも上手に買い物ができたと笑顔でお買い物の成果を見せてくれました、保護者の皆さんも子ども達の奮闘する姿をあたたかく見守っていらっしゃいました。
「お野菜まるごとナポリタン」作り
お買い物体験で買ってきた食材を持ち寄って、お待ちかねのエコクッキング!
今回は、野菜の皮も種も丸ごと使い切る「お野菜まるごとナポリタン」を作ります。皮も種も使うなんて、少し驚きですよね。いったい、どんなナポリタンができるかみんなワクワク。
調理中に出る野菜くずの量がどれくらいあったかは、この記事の最後に…
涙をこらえながら玉ねぎを切る姿、硬いにんじんに悪戦苦闘しながらも弱音を吐かず最後までやり遂げる姿に感動しました。
保護者の方にお話を伺うと、普段から自宅でお料理のお手伝いをするお子さん達が多い印象。日頃から親子で台所に並ぶ機会があるなんて素敵なことですよね。
みんなで一生懸命作ったお野菜まるごとナポリタンのお味は!?
「野菜まるごと」というだけあって、ボリュームも満点のナポリタン。
皆さんひと口目から驚きの表情!にんじんの皮も、ピーマンの種も気にならず、野菜の甘味が口の中にふわーっと広がります。
食べた感想を聞くと、皆さんから「おいしい!」の声。「ピーマンの種もこれからは捨てたらもったいないね」「玉ねぎの芯も食べられるんだね」など、大好評でした。
家庭で余りがちになる食材のひとつに、牛乳があげられます。
牛乳を使った美味しくて簡単に作れるミルクプリンはお味も大好評。あっというまに完食し、おかわりの声も聞けました。手づくりデザートの魅力は、原材料に何が入っているかなどもわかるので安心して食べられますね。
エコクッキングで出たごみの量はこちら
ご家庭ごとに調理中に出た野菜ごみを取っておいてもらいました。
その量は…!
なんと!玉ねぎは薄皮のみ、にんじんとピーマンの茎のかたい部分のみ、と片手でひとつかみもないほどのわずかな量しかありませんでした。
最後は、お皿やテーブルの後片付けをしてアンケートにご記入いただき、イベントは無事終了。
アンケート記入には、うれしいお声がたくさんありました。
「また作りたい!」「自分でお買い物できてうれしかった」「クッキング教室は体験したことあるけど、スーパーマーケットへ行きお買い物から体験できたのは初めてで楽しかった」「子どもと一緒にクイズ、お買い物、エコクッキング、お片付けと一連でできたことが、なかなかない内容だったので楽しめた」など、たくさんの喜びの声をいただき大変うれしく思いました。
フレスタでは、環境・食育イベントを通して、子ども達が自分で考え行動すること、環境について身近なできることは何かを考え、自分でやってみようという気持ちが芽生えるイベントに今後も積極的に取り組んでまいります。
関連する目標
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【目標4】 質の高い教育をみんなに
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
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【目標12】 つくる責任つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する