お米を研ぐ時は、ジャブジャブと水の中でいくらお米をかき混ぜたところで、なかなかきれいになりません。お米を水の中で泳がせながら洗うのではなく、一度水を張ったらその水は流して少し水気が残っているぐらいの状態で、手のひらを使ってグイッグイッとお米を押す感じで洗ってやります。要するに洗濯板を使って洗濯するのと同じです。ただ注意して欲しいのは、あまり力まかせにこれをやるとお米は割れてしまうので、適度に押し付けるようにして洗うことです。ある程度こうして洗ったら水で流して、これを何回か繰り返して、水が完全に透き通るまで洗って下さい。お米は洗いすぎると体に悪いとか、栄養がなくなるとか言われますが、白っぽく濁った状態のままご飯を炊くと、ぬか臭さが残ってしまいます。
きれいに洗ったお米はザルに上げて、水気を切っておいて下さい。最低でもご飯を炊く30分前、できれば1時間は必要です。
昔は今ほど精米の技術が進んでなかったこともありますが、お米は前の日の晩に研いで、一晩水切りして朝炊いたものなのです。こうしておくと、お米が適度に水分を吸収して、ふっくらしたご飯が炊けるわけです。
ここまで準備すれば、あとは炊飯器で炊けばいいのですが、水加減も大事なことです。家庭でおやりになる場合は、内釜の目盛りに合わせるのが基本ですが、ただお米によって幾分違いがあるので、そこは注意した方がいいように思います。例えば新米の場合は、お米自体に含まれている水分の量が多いので、1割程度の水を減らしてやります。そうすればベチャベチャしたご飯になりません。ただ、同じ新米でもお米によって少しずつ違うので、その都度、お米の状態によって多少加減してやるといいでしょう。混ぜご飯を炊く時には、しょう油や、中に入れる具の水分が多少でるので、その分水の量を控えてやるとうまく炊けます。どれも簡単なことですが、ちょっと気を付けてやることで、おいしいご飯が炊けるのです。