おせちは昔、お節句の時に神様にお供えした料理『節会』がその語源で、もとは五節句すなわち人日(じんじつ)、上巳(じょうし)、端午(たんご)、七夕(たなばた)、重陽(ちょうよう)に作られました。それが時代の移り変りとともに正月に作る料理だけを「お節会→おせち」と呼ぶようになりました。
おせちの「お重」は正式には五段重ねですが、近頃では略式の三段重ねが主流に。一の重は酒の肴になるもの、二の重には酢の物と焼き物、三の重には煮物を詰めます。一段のお重に入れる料理の種類は、偶数よりもゲンがいいとされる奇数にするのが決まり。
その内容もめでたい語呂合わせで、
といった具合。煮物は、こんぶ、れんこん、こんにゃく、にんじんなど「ん」がつく材料を使うことで『運がつく』にかけています。