緑茶も紅茶もウーロン茶も、そのルーツは中国。原料となるお茶の葉はみな同じで、製法や飲み方によって風味が異なります。
大まかに分類すると、茶葉を発酵させないのが「緑茶」、ほぼ完全に発酵させたものが「紅茶」、途中で発酵をやめたのが「ウーロン茶」。ただし、本場中国では発酵させないタイプから発酵具合を微妙に調整したタイプなどさまざまで、キチンと分類することはできません。
日本人に一番なじみのある緑茶ですが、細菌や胃炎・胃潰瘍の悪玉菌を退治するといわれるカテキン、美肌効果のあるビタミンC、ガン予防効果があるといわれるタンニンなど数多くの有効成分を含みます。また、最近では高血圧、脳卒中、Oー157の予防にも効果があるという研究結果も報告されました。
新茶とはその名の通り、お茶の木がその年はじめてつけた芽を摘んで作ったお茶です。冬の間に養分をしっかりと蓄えた新芽は、香り、ビタミン、カテキンが豊富。とくにカテキンは普通の緑茶の三倍といわれます。 選ぶ目安は、百グラム当たり千円程度。品質が安定しているので、新茶の美味しさをしっかりと味わえます。体に良いといわれるカテキンを十分に抽出させるためには、普通よりやや低め(五十~六十℃)の湯に、やや少なめ(湯のみ一杯分で小さじ軽く一杯分)の葉を入れましょう。
お湯の温度目安
| 80℃(熱め) | やかんで沸騰した湯を5分おく。 |
|---|---|
| 60℃(普通) | やかんで沸騰した湯を20分おく。 |
| 50℃(ぬるめ) | やかんで沸騰した湯を30分おく。 |
日本茶メーカー「あさみや」の池田さんに、日本茶をおいしく飲むポイントを伺ってみました。まず、自分の好みの味を見つけるために、買ったお茶はまず熱めとぬるめの二種類の温度で入れてみましょう。
(1)熱め・・・・・・渋めの味
(2)ぬるめ・・・・甘みのある味
というように、同じ葉でも湯の温度によって驚くほど味が違うのです。
緑茶のうまみの元であるアミノ酸は、六十℃位の湯で溶け出し、渋みの元であるタンニンは八十℃位の湯で溶け出します。湯の温度や入れる時間によって、微妙な甘みや渋みが出せます。自分の好みの味わいを見つけてみましょう。
また、忘れてならないのが葉の分量。つい、もったいないと思って少なめに使ってしまいがちですが、少し多めかな思う分量の方がおいしくなります。また、甘みや渋みが最も含まれている最後の一滴まで、ていねいに注ぎ出しましょう。
そして、何よりも大切なのは「愛情」。丁寧に心をこめて入れることが、一番のうまみなのです。早速お試しください。
番茶やほうじ茶は、煎茶にくらべてカフェインが少ないのでお子様にも安心。甘いジュースより日本茶の方が体に良く、虫歯も防ぎます。喉がかわいた時、おやつを食べる時、すぐに飲めるよう、冷蔵庫に作りおきをしてあげましょう。
少量づつ買い、封を切ったお茶は密閉して冷凍庫へ。缶のまま冷凍庫へ入れると、水分がつくのでお避けください。また、使用する時は常温で解凍してから使います。
| (1)形状 | 茶葉の大小、より方、しまり方、均一性、芯の有無をチェックします。 |
|---|---|
| (2)色合い | 一般的にはごく深い(濃い)暗緑色に近く、明るいところで見ると、その暗緑色の部分が鮮やかに見るものが良いと言えます。 |
| (3)香り | お茶それぞれによって違いますが、へんに焦げ臭いもの、生臭いもの、青臭いものは避けます。 |
| (4)渋味 | 鑑定する時は、お茶に熱湯を注いで5分後に茶汁をあけ、茶碗の中の香気を嗅いで決めますが、味は飲むとともに茶葉をかんでみるのも大切です。 |
| 玉 露 | とろりとした甘みがあり、 鮮やかな緑色 |
|---|---|
| 上級煎茶 | さわやかな香りと渋みと濃緑色の美しい煎茶 |
| 中下級煎茶 | 香りを楽しむ、香りで飲む。入れ方にあまり気をつかわなくてすむ。 |
| ほうじ茶 | 芳香の強いお茶 |
| 玄米茶 | 食事用のお茶とし、関西方面で多く飲まれているお茶 |
| 青 柳 | サラッとした味と香り |
| 番 茶 | 冷めてもおいしいお茶ですから、朝つくっておけばいつでも飲めます。 |